千歳市内を走るバス会社まとめ。路線の譲渡・撤退と、新しく参入した2社
千歳のバスは、乗る路線によって運行する会社が違い、この2年ほどで、担当する会社がたびたび変わっています。この記事は、2026年10月14日に、北海道運輸局の公示と千歳市の時刻表で確かめたことをまとめました。
市の時刻表ページに載っている7社
千歳市の「千歳市内路線バスの時刻表・路線図」のページ(2026年10月5日更新)には、次の7つの事業者の時刻表が載っています。
- 北海道中央バス
- 千歳相互観光バス
- 十勝バス
- 北都交通
- ウイングサービス
- 道南バス
- あつまバス
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路線が移った経緯(年表)
- 2024年3月16日: 千歳相互観光バスが、4月1日から2路線の運行会社が変わると発表
- 2024年4月1日: 市民病院プール線が富士交通へ、図書館青葉線が十勝バスへ移る
- 2025年4月1日: 富士交通の市民病院プール線が、本格運行を始める(北海道運輸局の公示)
- 2025年11月4日: 富士交通が、北海道運輸局に、市民病院プール線を2026年3月16日に廃止する届出を出す(北海道運輸局の公示)
- 2026年3月16日: 北都交通が、市民病院プール線の運行を始める
- 2026年3月末: 千歳相互観光バスが、乗務員不足で、大学の関係者専用シャトルバスから撤退
- 2026年4月1日: 美々空港線が新設され、4社の共同運行に。同日、ウイングサービスが市民病院プール線に加わる
富士交通が撤退した理由
北海道運輸局の公示(令和7年11月4日、公示第58号)によると、富士交通の市民病院プール線は、千歳市の補助を前提に、2025年4月1日から本格運行しました。しかし、運行経費に対して、運賃収入と市の補助金を加えても損失が出る状態で、物価高や乗務員の賃金上げなどによる待遇の改善が必要な中、運行を続けると損失がさらに広がると判断し、廃止を届け出た、と書かれています。損失の金額や補助金の額は、公示には載っていません。
北都交通とウイングサービスは新規参入
北都交通は主に新千歳空港の連絡バスを運行する会社で、ウイングサービスは千歳市内の貸切バスの会社です。2社とも、一般の路線バスは新規参入で、路線バスとしての運行は、北都交通が2026年3月16日の市民病院プール線から、ウイングサービスが2026年4月1日からです。ウイングサービスの公式サイトには、路線バス事業として、美々空港線と市民病院プール線が載っています。
4社の振り分けは、時刻表で見られる
美々空港線・勇舞空港線の時刻表(千歳市、10月1日から)には、便ごとに「運行会社」の欄があり、北都、相互、道南、ウイングのどれが走るのかが書かれています。ウイングの便は、平日ダイヤでは数便だけです。注意書きには、終点の「ラピダス前」は工場の敷地内にあり、関係者以外は利用できないこと、枠で囲まれた時間の便は、シルバーのおそろいのバスで運行することも書かれています。各社の電話番号は、時刻表の下に、千歳相互観光バス 0123-28-8822、北都交通 0123-21-8021、道南バス 011-865-5511、ウイングサービス 0123-29-7607と載っています。
北都交通とウイングサービスは「21条運行」
新しく加わった北都交通とウイングサービスは、どちらも貸切バスの事業者で、道路運送法の第21条にもとづく乗合の運行で、路線バスを走らせています。第21条は、貸切バスの事業者が、一定の場合に乗合(路線バスのように、乗客を乗せて走ること)の運送をできるとする規定です。バスの利用者から見れば、ふつうの路線バスと同じように乗れます。市の時刻表でも、路線バスとして案内されています。